学生の研究生活
どんな研究ができますか?
- 林・木村グループ
材料の機能は、様々な元素が組み合わさって、多様な構造を取ることで、発現します。 林・木村グループでは、高度な構造解析技術を駆使して、物質の機能の根源に迫ります。 扱っている材料は、磁性材料、熱電材料、圧電材料、トポロジカル絶縁体、蓄電池の電解液、機能性ガラスなど多岐に渡ります。毎年、皆さんの興味に沿った研究テーマを選べるように 配慮をしているので、 実験・解析手法に興味のある人は大歓迎です。SPring-8やJ-PARCなど、最先端の施設で実験ができるのも魅力のひとつです。
- 奥村グループ
素材製造の高温反応プロセスはエネルギーを多量に消費しています。そのため、今日、資源、エネルギー、環境、リサイクル問題等がますます重要になってきています。 奥村グループでは、プロセスの高効率化による省資源、省エネルギー化、資源の有効利用、資源リサイクルの推進、および超音波を利用した新しい材料創製プロセスについて研究を行っています。 実験と同時にシミュレーションも行っていますので、数値計算に興味のある人も大歓迎です。
これまでの卒論テーマは?
2023年度江田登和 | X線全散乱を用いた亜鉛負極電池の電解液におけるZnイオン種構造解析 |
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小田拓海 | FeドープBaTiO3の蛍光X線ホログラフィーによる研究 |
丁井政紀 | 磁気散乱中性子ホログラフィーによる局所磁気構造再生の試み |
大島宏太 | 減圧下における木質バイオマスと酸化亜鉛の炭素熱還元反応に及ぼす添加剤の影響 |
鈴木郁也 | 溶融アルミニウム合金と水蒸気の反応による水素製造 |
稲垣樹 | フッ化物イオン伝導固体電解質Ba0.6La0.4F2.4の元素選択構造解析とモデリング |
前川博海 | 放射光X線によるSnO添加ZnO-P2O5ガラス蛍光体の構造解析 |
毎日の生活は?
平日の日中は毎日研究室に来て、研究を進めることが基本ですが、時間の使い方は比較的自由です。 ただし、定期的に進捗報告を行ってもらう必要はあるため、日々の研究を大切にしてくださいね。 この他にも(SPring-8やJ-PARCなどの)外部研究(実験)施設に出張実験に出かけることもあります。
実験室の様子。電子顕微鏡やX線で試料を分析しています。 | こちらは、試料合成中です。 |
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学生室の様子。各自席が割り振られます。データ解析や発表準備をしています。 | 外部の実験施設で出張実験もあります。こちらはSPring-8での実験の様子。 |
研究室のイベントは?
週に一度、進捗報告会があり、一回に5人程度発表してもらっています。
これとは別に、週に一度、教科書又は論文を読んでその内容を発表する場も設けています。
また、前期の終わりと年末には中間発表会を行います。
その他、新歓、前期お疲れ様会、忘年会、追いコンなどがあります。年末か年度末には、
大掃除をしています。 あとは、毎年、スキー・スノボーに行こうと言いつつ、実現してなかったりもします。 学生さんの企画イベントも大歓迎です。
追いコンの様子 | |
進捗報告会の様子 | 年度末の大掃除。 たまった段ボールをまとめています。 |
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学会に参加することはできますか?
在籍中に一度は学会で発表してもらえるように心がけています。 もちろん、旅費は支給しますので、 いい成果を出して積極的に発表しましょう。 また、学外の研究者と交流できる貴重な場でもありますので、有効に活用しましょう。
学会でのポスター発表の様子 | いい発表をすれば、 賞をもらえることも |
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博士後期課程への進学は?
博士後期課程への進学も推奨しています。海外研究機関への留学など、貴重な経験を積めるようサポートします。アカデミックな職業に限らず、 企業への就職を考えている人も、一度検討してみてはいかがでしょうか。